賃貸借の存続期間と更新等 

賃貸借契約で決められる期間、つまり、いつからいつまで借りられるのか、どれくらいの期間存続するか決めるわけですが、いくらぐらいでしょうか。
私が扱っ た期間では2年単位が多かったです。民法604条では「20年を超えることができない」と定めています。ここで次の質問が出るでしょう。21年というよう に、20年より長い期間の定めをしたときはどうなるのか?そういうときは20年に短縮されます。民法と借地借家法で異なる部分はありますが、借地借家法は民法に優先します。

最初の存続期間 最初の更新後の存続期間
民法 20年以下
最短は定められていない
賃貸人が異議を述べない場合、
前賃貸借と同一条件
借地 30年以上
最長は定められていない
最初の更新 : 20年以上
2回目以降の更新 : 10年以上
借家 制限はないが、1年未満で定めると
期間の定めのないものとみなされる
更新しない通知をしなければ
従前の契約と同一の条件
ただし、存続期間は
期間の定めのないものとされます。

合意更新は、借地上の建物の有無にかかわらず、地主と借地権者の合意によって更新されます。最初の更新は20年以上、2回目以降は10年以上で定めなければなりません。

請求による更新は、借地上に建物が存在している場合に限って、借地権者が地主に対して請求することで更新されます。(地主の承諾は不要)最初の更新は20年、2回目以降は10年となり、それ以外の条件は従前の契約と同じです。(期間について、上記より長い期間で定めた場合はその期間となる)ただし、地主が遅滞なく正当事由をもって意義を述べた場合は更新されません。

使用継続による更新は、借地上に建物が存在していて、契約期間満了後も引き続き使用継続をし、地主が遅滞なく正当事由をもって意義を述べない場合、更新されます。
最初の更新は20年、2回目以降は10年となり、それ以外の条件は従前の契約と同じです。(期間について、上記より長い期間で定めた場合はその期間となる)

正当事由とは、 土地の使用を必要とする事情・借地に関する従前の経緯・ 土地の利用状